各パートリーダーから、日頃感じていることや、練習のポイントなどをお伝えします。
『第45期の男声パートリーダーになって』
男声パートリーダー 安冨成良
昨年後半から色々あって合唱団を継続するか、それとも退団するかとずっと悩んできた。2023年1月に手術のため入院し、入院期間中にその結論を出そうと思い、最終的に継続することを決めた。それと同時に男声パートのリーダーに、、、との依頼を受け受諾した。
第45期の在任中の私自身の男声パートリーダーとしての役割は合唱団のモットーの「仲良く、楽しく、上手に」を具現化すべく、まずは男声パート内の融和を図ることだと思う。合唱団全体の人間関係がギスギスしていては、歌っていても楽しくなく、練習への参加も後ろ向きになってしまう。大切なのは「他者への思いやり」だと思う。男声パートに限って言えば若い学生さんたちから80歳代の大先輩までのお一人お一人に気を配って声掛けをしてゆきたい。
「上手に」という点では団員一人一人が全体のハーモニーの響きのバランスを考えて自分の音量が突出しないように、響きをそろえて、指揮を見て歌うこと、などが一人一人に求められる。これまで私は大人数で合唱することが多く、特に学生時代は若さに任せて大きな声で歌うことが多かった。そうした大合唱の醍醐味とは別に、少人数でも溶け合うようなハーモニーの美しさや楽しさも「ときわ」では味わいたい。現在、「ときわ」は12・3名で各声部のバランスも決して良いとは思えない。特に外声のソプラノとバスの充実が求められ人数(特にバス)も欲しい。4月の公開練習でどれだけ新規団員を確保できるかが今後の活動の充実につながる。
最後に私が一番好きな合唱団である「harmonia emsemble」を紹介したい。この合唱団の殆んどは東京芸術大学の卒業生で、その他の団員も音大の出身者である。指揮者は東京都合唱祭でも審査員を務めた福永一博氏。演奏会などでは20名以下で歌うことが多い。常にハーモニーの美しさに心がけている。この合唱団がYou Tubeにアップしている「ぜんぶ」(詞:さくらももこ 曲:相澤直人)をご紹介したい。
※「ぜんぶ」をクリックすると、You Tubeに移動します。